こんにちは。竜也です。読んでいただいて、ありが湯ございます。
日常から離れて、ただただ素晴らしい温泉と向き合う。そんな場所はないだろうか…。ぴったりなのが秋田県の乳頭温泉です。
文字通り温泉しかない、しかしそのバラエティが豊富な温泉好きにはたまならい温泉郷です。もちろん、どこの宿も源泉かけ流しです。
乳頭温泉の開湯については、正確な年数は不明ですが、江戸時代の初期のころ、勘助というマタギが、鶴が温泉で傷を癒やしているのを見つけたのがはじまりと言われています。
鶴が傷を癒やしているということで、これは「鶴の湯」ですね。なので、乳頭温泉の一番最初に開かれた宿は「鶴の湯温泉」になります。その後、湯治宿として発展していくと同時に他の湯も開かれてきているようです。
1982年から定期的に起きている秘湯ブームで、まず間違いなく、毎回注目されるのが乳頭温泉なのです。
その中でも、私が特に気になっていた妙乃湯に宿泊してみました。結論から言うと、またリピートしたい素晴らしい宿でした。
・2022年11月14日訪問
乳頭温泉への道のり
乳頭温泉への公共交通機関へのアクセスは、まずは新幹線の田沢湖へ向かうところから始まります。東京から田沢湖駅までは新幹線が通っていて約2時間50分ほどで到着します。時間は確かに長いのですが、快適な新幹線に乗っていれば着いてしまうので楽といえば楽です。
そこから羽後交通の路線バスに乗り、乳頭温泉の入り口とも言える「休暇村 乳頭温泉郷」のバス停に向かいます。時間は50分ほどです。ちなみにそこから一つ先の停留所が宿泊する「妙乃湯」になります。今回は宿泊前に、休暇村の温泉も楽しんじゃおうということでそちらで下車しました。
というわけで、「秘境温泉」のイメージが強い乳頭温泉ですが、拍子抜けするくらいに簡単に行けてしまいます。東京からは、新幹線一本、バス一本で、乗り換え1回だけです。遠いようで近い温泉郷です。
ただ、乳頭温泉の7つの旅館の中で鶴の湯だけは離れたところにあり、途中で送迎バスに乗って向かう必要があります。
バス停のすぐ近くの「休暇村 乳頭温泉郷」「妙乃湯」「蟹場温泉」「大釜温泉」の4つは特にアクセスが容易な旅館になります。
おすすめ。休暇村乳頭温泉郷へ寄り道
今回は、
◆新幹線:東京9:08→田沢湖11:59 JR東北新幹線 こまち11号 秋田行
◆バス:田沢湖駅前12:25→妙乃湯温泉前13:10 田沢湖駅前 羽後交通 乳頭線
の交通で乳頭温泉に向かっています。
そのため、13:00過ぎに到着してしまって、チェクインまで時間にだいぶ余裕があります。そのため、妙乃湯まで徒歩圏内の休暇村 乳頭温泉郷に寄り道をしてみました。
まずは、稲庭うどん天ぷら付きで腹ごしらえ
稲庭うどんって美味しいですよね。
お土産屋を物色。
ここでも温泉むすめのパネルが…。進出してますねー。
入浴料を払って温泉に向かいます。
休暇村の温泉ですが、二種類の温泉があります。
一つは、白濁した単純硫黄泉で、もう一つは黒ずんだナトリウム – 炭酸水素塩泉です。露天風呂にも使われているし、分かりやすい硫黄の香りがするし、白くてなんか乳頭っぽい!(笑)感じがするので、硫黄泉の方に目が行きがちですが、個人的には、黒ずんだナトリウム – 炭酸水素塩泉の温泉が一押しです。
泉質面に触れてみます。白濁した硫黄臭のする温泉は「田沢湖高原」という源泉を利用した単純硫黄泉になります。
溶存物質は316.2mgで比較的濃度は薄い温泉です。硫黄の香りがする温泉ということでチオ硫酸硫黄、遊離硫化水素など硫黄成分が含まれています。それ以外には、ナトリウムイオンが61.9mgで温まりやすい湯になっている他、硫酸イオンが29mgと若干含まれています。また、メタケイ酸が89.9mgと、なかなかの量が含まれていて美肌によさそうです。
もう一つの、私のおすすめの黒ずんだ湯は、「乳頭の湯」源泉になります。こちらは、溶存物質が約2,500mgある成分が濃厚な温泉です。お湯の温度も、田沢湖高原源泉よりも少し温めで長く浸かることができます。
特に目を引くのが、陰イオンの炭酸水素イオンで、1,440mg、次に多いのがナトリウムイオンの453mgです。この成分から、いわゆる「重曹泉」としての色が強いと言えます。やけど、切り傷、皮膚病などによく、皮膚をなめらかにする泉質です。かなり極上の重曹泉ですね。飲泉許可がなさそうですが、飲泉もしたくなる泉質です。
その他、マグネシウム、カルシウム、硫酸イオンなどがそれぞれ40〜60mg含まれており、成分豊富です。
また、メタケイ酸が130mgと、先程の田沢湖高原源泉よりもかなり高い数値で、これまた美肌に良い湯です。黒色の湯のカラーも、重曹泉でよく見られる特徴で、特に南関東の重曹泉で見る色ですね。
二種類の全く違う泉質を楽しめてしまうのはお得な気になります。両方とも良質の泉質なのがまた嬉しいですね。
国民宿舎の温泉を楽しんで、チェックインの時間に近づいてきたので妙乃湯に向かいます。
妙乃湯にチェックイン。建物と部屋の様子
いよいよ妙乃湯にチェックインです。
妙乃湯の歴史は、戦後まもない昭和27年に簡素な小屋から始まったそうです。乳頭温泉の歴史の中では比較的新しいですね。
今では、妙乃湯は乳頭温泉の中でもおそらく一番立派な建物で、価格的にも一番上の宿になっています。口コミでの評判も高く、以前から行ってみたい宿でした。
まずは、ウェルカムドリンクかなーと思ったら、ドリンクならぬウェルカムフードがでてきました。抹茶入りの玄米茶と、なんと豚汁です。寒いときにこれはありがたいですね。新鮮なサービスです。
お味は…もちろん美味しいです。初手からインパクトがあります。
広さも一人で使うには十分。純和風の部屋かと思ったのですが、こたつの布団が白かったり、椅子の赤とデザインだったりと、どこか大正ロマンのイメージもある部屋で大変オシャレです。
乳頭温泉は寒いので、部屋にこたつはありがたいですね。
乳頭温泉 妙乃湯の、迫力満点!源泉かけ流し極上泉について詳しく解説
妙乃湯の温泉ですが2種類音全く異なる泉質を味わうことができて、それぞれ源泉かけ流しで嬉しいです。それに輪をかけて、お風呂の雰囲気や眺望も素晴らしいんですよね。
個人的には眺望と泉質を考えて、乳頭温泉で三箇所回る温泉を選ぶとしたら、鶴の湯、妙乃湯、先に紹介した国民宿舎かなと思っています。
というのも、見てください。滝がみえるこの迫力の露天風呂!
これは必見です。
妙乃湯の泉質は金の湯と銀の湯の2種類、エリアは4つ
まず、妙乃湯ですが、にごり湯で酸性の金の湯(カルシウム・マグネシウム硫酸塩泉)と、透明な銀の湯(単純温泉)の2種類の温泉があります。
それぞれの源泉があちこちのエリアに配湯されていて、ちょっと複雑です。
大きく分けると妙乃湯は4つのエリアに別れています。
- 男女入れ替えエリア- 妙乃湯(銀の湯)、寝湯(金の湯)エリア
- 男女入れ替えエリア- 岩風呂(金の湯)、喫茶去(銀の湯)エリア
- 混浴エリア- 妙見の湯(金の湯)、源泉ぬる湯(銀の湯:名称なし?)エリア
- 貸切風呂エリア- やわらぎ(銀の湯)エリア
基本的には、1と2のエリアにまず入ることになります。そしてそれぞれのエリアを進んでいくと、3や4の混浴エリアや貸切風呂エリアにつながっています。
よくわからないでウロウロしていると、間違えて男女別のエリアに入ってしまう可能性もあったり、知らない間に混浴エリアに出ていたりしかねないので、地図や注意書きをしっかり読んで移動しましょう。
では、順に解説していきます。
男女入れ替えエリア- 妙乃湯(銀の湯)、寝湯(金の湯)エリア
まず1の男女入れ替えエリアの妙乃湯と、寝湯から。
こちらの広い内湯エリアが妙乃湯になります。洗い場も隣接していて落ち着いて入れますね。温泉は銀の湯。
こちらが金の湯の寝湯です。半露天になっていて、木の枕になっているところで寝ながら温泉に入れます。湯の温度もそこまで熱くないので快適ですねー。
脱衣所には、アメニティもしっかり用意されていますし、ドライヤーも高性能です。快適ですね。
男女入れ替えエリア- 岩風呂(金の湯)、喫茶去(銀の湯)エリア
男女入れ家のもう一つのエリアです。脱衣所は広くて、アメニティは同じくしっかりそろっています。
洗い場をぬけて進んでいくと岩風呂(金の湯)があります。ほぼほぼ露天風呂ですね。景色は見えません。
少し階段を登っていくと、喫茶去(銀の湯)があります。
貸切風呂エリア- やわらぎ(銀の湯)エリア
次に貸切風呂エリアです。
1と2の男女入れ替えエリアを抜けたところにあります。ここにも小さな脱衣所があるのですが、実際のところどうなんでしょう。
温泉のエリアを通過していくし、足元も濡れるので、ここで脱ぐのかな??
湯船は、小さめの銀の湯になります。次に紹介する混浴エリアにはかないませんが、こちらも滝が見えてなかなかの絶景です。写真を取り忘れました…。
貸切風呂については、チェックインのタイミングで先着順に好きな時間を30分予約する形になります。時間が短いので、浸かるだけですね。
混浴エリア- 妙見の湯(金の湯)、源泉ぬる湯(銀の湯:名称なし?)エリア
いよいよ、妙乃湯のメインと言って良い混浴露天風呂です。
温泉の泉質は、金の湯、銀の湯で、いままで説明してきた浴槽と特に変わりがないのですが、とにかく景観が素晴らしいです。
乳頭温泉郷で、雰囲気の良いお風呂はどこ?と聞かれたら、鶴の湯と、こちらの妙見の湯をおすすめします。
見ての通り、パノラマで渓流と滝を眺めながら極上の湯を楽しむことができます。
轟々と滝の音を聞きながら浸かる温泉はこれ以上ないロケーションです。ここは超一押しですね。
ちょっと後ろにある「銀の湯」からも景色は楽しめます。雨が降っているときは、金の湯の妙見の湯は濡れる場所にあるのでこちらの「銀の湯」でゆったり浸かるのがよいでしょう。(雨用に編笠がおいてありますが…)
さて、そんな素晴らしい混浴露天風呂ですが、一番の問題はその「混浴」です。特に女性の方は、かなり抵抗があるのではと思います。確かタオル巻いて入るのはOKだったと思うのですが一応お湯がにごり湯とはいえ、難易度高めの混浴露天風呂です。
ちなみに、宿泊者であれば16:00〜17:00は女性専用の時間になっているので安心して入れます。
男性の場合でも、やっぱり女性が入っていると気を使いますよね。私も、混浴露天風呂に向かって女性の気配があったため宿泊中2回ほど引き返しました。
日帰りの利用の場合は、女性専用の時間がないので、気合で突入するしかありません。ここは素晴らしい景色のため頑張ってくださいとしか言いようがないですね…。
ちなみに、妙乃湯の日帰りの受付時間は乳頭温泉郷の中でおそらく一番短いです。このブログ執筆時点で、10:30〜14:00の時間だけ日帰りを受け付けています。
なので、乳頭温泉の温泉巡りをするときは、妙乃湯が入浴可能な時間を軸にどこを回るかを決めていきましょう。
妙乃湯の泉質について詳しく解説
山田一押しの妙乃湯ですが、その温泉の泉質も侮れません。金の湯、銀の湯順番に紐解いていきましょう。
まず、こちらをメインで考えている人が多いと思われる「金の湯」から。
泉質分析表です。
こちらは、味噌汁の如く茶色く濁っていて、見るからに良い味をだした温泉です。茶色い色は鉄分が含まれていることによるものです。
泉質分析表を見てみましょう。
phは2.9で酸性。殺菌作用があり慢性の皮膚病に効果的です。もちろん、源泉かけ流しです。
成分総計は、1,082mgでぎりぎり単純温泉に該当しないラインを超えています。特別「濃い」温泉ではないですね。
泉質は「酸性・含鉄 – カルシウム・マグネシウム – 硫酸塩泉」になります。
まず鉄分に注目です。「鉄(Ⅱ)イオン」と「鉄(Ⅲ)イオン」合わせて33.5mg含まれています。これは、かなり豊富に鉄が含まれた温泉です。20mgを超えると「含鉄泉」になるのですが、そこまで鉄分を含んだ温泉はかなり濃度が高い温泉です。妙乃湯の成分は33mgを超えているため相当なものです。
鉄を含んでいるため、温まりやすく、リウマチ、更年期障害、子宮発育不全、慢性湿疹への効能が期待できます。飲泉の場合、貧血症への効果も期待できますが、こちらの温泉は飲泉所がないので飲泉はしないほうがよいですかね。
おそらく乳頭温泉、唯一の含鉄泉ではないかと思います。
次に注目なのは硫酸イオンの576mgです。硫酸イオン合わせて、ナトリウムイオン39mg、マグネシウムイオン45.1mg、カルシウムイオン83.1mgとバランスよく含まれているため、芒硝泉、正苦味泉、石膏泉のすべての性質を持っています。すばらしいです。
芒硝泉(ナトリウム硫酸塩泉)は、高血圧、動脈硬化、外傷への効果が期待できます。
正苦味泉(マグネシウム硫酸塩泉)は、同じく高血圧、動脈効果への効果のほか、脳卒中後の麻痺の改善の効果が期待できます。
最後に石膏泉(カルシウム硫酸塩泉)は、こちらも同様の高血圧、動脈効果への効果のほか、鎮静作用があることから打ち身や切り傷、やけどなど外傷への効果がきたいできます。
すごく大雑把にまとめると、高血圧、動脈硬化、傷への効果が抜群と考えてもらえればよいでしょう。
最後に、メタケイ酸が222.7mg含まれており、これはかなり高い数値です。メタケイ酸は天然の化粧水成分といってよい保湿成分で、美肌の湯と言って良い水準です。もはや化粧水に浸かっているイメージです。
その他、硫黄泉の成分も若干ありますが、こちらは無視してもよいでしょう。
まとめると、金の湯はかなり成分の種類が豊富な良い温泉といえます。
次に「銀の湯」です。
泉質分析表になります。
銀の湯は、よく見るとうっすらと湯の花が舞っていますが、基本的には無色透明無味無臭(MTMM)の癖のない温泉になります。泉質も単純温泉。成分濃厚ではありません。
具体的に成分を見ていきましょう。
phは6.6で中性。肌に優しいです。
成分総計は、594.8mg。単純温泉を抜け出す基準の1,000mgの半分オーバーで、ものすごく成分の薄い温泉というわけではありません。
成分表の中で、特に成分量が多いのが炭酸水素イオンの153mg。こちらに合わせてナトリウムイオンが31.3mg、マグネシウムイオンが14.1mg、カルシウムイオンが23,7mg含まれているので、それぞれ、ナトリウム炭酸塩泉(重曹泉)、マグネシウム炭酸塩泉(重炭酸土類泉)、カルシウム炭酸塩泉(同じく重炭酸土類泉)としての性質を持っています。
重曹泉は、皮膚を軟化させる性質を持つことから切り傷、やけど、皮膚病など皮膚関連に効果が期待できます。
重炭酸土類泉は、含有成分のマグネシウムやカルシウムの鎮静作用から同じく外傷や皮膚病に良いとされています。
また、銀の湯で目につくのが遊離二酸化炭素で、211.1mgも含まれています。炭酸温泉に該当するのは1,000mgオーバーで遠く及ばないのですが、若干炭酸泉としての性質も含んでいます。
炭酸泉は、切り傷、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症に良いとされています。しかし泡がつくほどの炭酸の量はないので、この当たりは難しいかもしれませんね。
最後に、メタケイ酸が金の湯の半分ほどの98.1mg含まれています。金の湯にはお呼びませんが、こちらも美容に良い肌がしっとりとする温泉です。
銀の湯は、源泉かけ流しですが源泉温度が低めで加温をしているようです。
銀の湯も良い温泉なのですが、どうしても個性の強い金の湯のインパクトが大きいですね。全国区で比較しても金の湯は素晴らしい泉質だと思います。
刺激とインパクトを求めるなら金の湯、癖のない優しい湯を求めるなら銀の湯。使い分けができてよいですね。
せっかくなので鶴の湯も梯子
今回、せっかく乳頭温泉にきたからということで、あちこち湯巡りもしてきました。特に、乳頭温泉郷の代名詞にもなっている鶴の湯にもいってきました。
回ってみてわかったのですが、乳頭温泉郷の7つの宿のうち、鶴の湯だけがかなり離れところにあり、自家用車で行くか、湯めぐり号のバスを使わないとアクセスが難しい距離にあります。
私は、バスを使ったので、この鶴の湯の往復の時間を計算に入れて動かないといけなく、思いの外不便に感じました。
鶴の湯に行きたい方は計画的に向かったほうが良いと思います。
鶴の湯のメインとも言える混浴の露天風呂ですが、上部から温泉が掛け流されている他、浴槽の下からも泡がポコポコ自噴しており、本当に素晴らしい湯でした。
これは、遠く離れていても行く価値がありますね。
泉質も、「含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素塩泉」で成分総計3,538mgと濃厚です。
雰囲気も、泉質の素晴らしさも両立した満点の温泉です。
食事は秋田の地のものたくさん。美味しいです。
秋田盛りだくさんの夕食
夕食は、秋田の地のものを意識しつつ一品一品工夫した食事で大変美味しかったです。
非の打ち所がないです。量はそこまで多くなく、適度なボリュームでした。
個人的に素晴らしいなと思ったのが料理の提供時間で、食事の進み具合に合わせて適切に次の料理が出てきます。かなり間のとり方がうまかったです。サービスレベルが高い。
1日目の食事で特に美味しいなーと思ったのが、やはり秋田の名物きりたんぽ。あと、ヒラメの薄造りのというのも旅館で出てくるお作りではかなり珍しい(というか初体験)もので絶品でした。
ふかひれ餡の茶碗蒸しも絶品ですね。
個人的にはいぶりがっこを山盛りで食べたかったですw
今回は連泊していたので二日目の夕食のメニューも…。飽きないで楽しめるように工夫してありました。牛のしゃぶしゃぶはお肉の由利牛が素晴らしかったですね。
ただ、デーザートがここに書かれている塩キャラメルジェラートではなくて、なぜか一日目と同じデザートだったんですよね…。美味しいから良いのですが。
朝食も手抜きなしのクオリティ
夕食は豪華なんだけど朝食は普通だったなぁ…みたいなことが旅館に泊まっていると多いのですが、妙乃湯さんではそれも全くなかったです。
朝食一品一品が美味しい。魚の焼きも良かったし、納豆がめちゃくちゃ美味しいものを出してくれています。
朝食後に、デザートとコーヒーが付くのも嬉しいです。かなり評価が高い朝食でした。
一日目の朝食。
二日目の朝食
総評:今年泊まった宿の中でもトップクラスにツボな宿
妙乃湯さんですが、私が今年泊まった宿の中でもトップクラスにツボな宿でした。まず、温泉のクオリティがすごい。泉質もすごいし景色や快適度もすごい。これらすべてを両立している温泉は珍しいんですよね。
加えて、食事もかなり高いレベルでまとまっています。部屋も普通の温泉旅館とは違う特別感を感じるようにカラーリングなど工夫していて、実際に居心地が良かったです。
また、サービスもすごく良くて、お客さんに喜んでもらうように宿として工夫をしているのが伝わってきます。
例えば、帰りのバスを待っているときも、バスが来たら呼ぶから温かいところで待っているようにと案内してくれたりと…細かいところに気がついたサービスでした。
ここはまたリピートしたいなぁと思える宿でした。おすすめです。
今日も良い温泉を、ありが湯ございました!
乳頭温泉はいいぞ。
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